日经春秋 20150214

来源:互联网 发布:无印良品淘宝有真的吗 编辑:程序博客网 时间:2024/05/16 07:04

戦争を回避する最後のチャンスはいつだったか。平和を維持しようという願いや決意が戦争容認に変わるのはいつなのか。その要因はなんなのか。これは過去を検証する学者にとっては事実や論理の問題だが、現実に直面する政治家にとっては感情や直感の問題だ――。

▼湾岸戦争やソ連崩壊など激動渦巻く時代に任にあったベーカー元米国務長官の回想録の一節にこうあった。16時間の交渉のなかで、ウクライナ、ロシア、ドイツ、フランスの首脳にはさまざまな感情や直感が去来しただろう。ウクライナ東部の停戦に合意したのは「最後のチャンス」の直感をともにしたからかもしれない。

▼自分の首を自分で絞めてロシアの提案の理不尽さを訴えるポロシェンコ大統領。なだめるメルケル首相。失礼かもしれないが、断片的に伝えられる画像が興味をそそった。疲労にじむ顔に延々「ガチンコ勝負」を戦った跡が見え隠れしたからである。とりあえずは、だれかひとりでも感情に任せて席を蹴らなくてよかった。

▼4人に晴れがましさがないのは当然で、15日の停戦発効を控えた火事場泥棒のごとき戦闘は会談後も続いているという。16時間かけて得られた「かすかな希望」(メルケル首相)の行く末のカギをロシアが握っている。会談中のプーチン大統領が、無意識なのか、手中の鉛筆をポキッと二つに折る画像が少し不気味である。

0 0
原创粉丝点击