日经春秋 20151008

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英国の元首相チャーチルは言葉の人である。言葉だけが永遠に残る、と信じた。「文筆はどきどきする体験だ。初めはおもちゃのようだが、やがて隷属を強いる怪物も倒せる」と語り、文章や演説で国民を動かした。第2次大戦の回顧録でノーベル文学賞も受けている。

▼大戦中、ヒトラーの進撃でフランスが降伏、英国民も弱気になっていた。首相になるや「決して屈しない」と国民を鼓舞し、独軍の侵攻を食い止める。言葉だけでなく、人の使い方もうまかった。航空戦力強化のため、軍の人材配置も変えた。組閣では埋もれていた政治家を起用して、挙国一致をめざすなど転換を促した。

▼人事の腕前が支えたチャーチルの言葉は、変化を招き寄せた。安倍改造内閣はどうか。「大胆な発想と強い突破力」で「一億総活躍社会」を実現するという。なんとも大げさだが、少しもイメージが浮かばない。主要閣僚は留任、残りは待機組への配慮と聞けば、これで斬新な政策が進められるのかとの声も出てきそうだ。

▼矢数ばかり増えたアベノミクス。そもそもの目標であるデフレ脱却や成長戦略は実現できたのか。今年のノーベル化学賞には人の細胞内で起きる作用の研究者が選ばれた。英語のケミストリー(化学)には、何かを生む不思議な作用の意味もある。内閣改造がどんな変化を起こすのか。試験管を見つめるように観察したい。

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