日经春秋 20151118

来源:互联网 发布:kali linux树莓派 编辑:程序博客网 时间:2024/06/04 19:49

パンを焼く人、水を運ぶ女性、ギターを弾く男……。人間のさまざまな所作をコミカルに造形した作品が目を引く。素材は、解体した銃だ。東京芸術大学の美術館で23日まで開催中の「武器をアートに」展に並ぶオブジェである。軽やかでありながら胸をきりりと刺す。

▼アフリカのモザンビーク内戦で出回った大量の自動小銃などを、平和な日常を象徴する像に生まれ変わらせる試みだ。素材で多いのはカラシニコフ銃だという。模造品も含めて全世界に1億丁が氾濫し、人類史上、最も多くの人を殺してきたとされる武器である。パリ同時テロのまがまがしい主役もまた、この銃が担った。

▼劇場やレストランを襲った犯人たちは銃口から絶え間なく火を噴かせ、たくさんの市民が斃(たお)れた。どこからやってきて、どのように一味が手にしたカラシニコフだったのだろう。おびただしい数のこうした小銃が、そして多種多様な兵器が、テロリストのもとに手渡されていく現実がある。危機の深さを憂えねばならない。

▼展覧会の黒々としたオブジェに目を近づけると、どの作品にも無数の傷が見える。血なまぐさい過去がよみがえるようだ。そんな記憶が刻まれた銃身や引き金を、パンを焼いたり楽器を奏でたりする姿に変身させるのも人間の営みである。かすかな希望を感じつつ、あの残虐な集団の武器さえも美術館に収まる未来を思う。

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