日经春秋 20151126

来源:互联网 发布:晚会暖场小游戏知乎 编辑:程序博客网 时间:2024/06/04 23:28

大人の背丈の2倍を超えようかという枝の先で、ピンク色の花びらが、吹く風に合わせ、時に小刻みに、時にゆったりと揺れている。この時期が見ごろの「皇帝ダリア」だ。初めて目にした人は優雅な雰囲気に驚く。メキシコが原産で、挿し木や株分けで増やすという。

▼皇帝ダリアは手近な歳時記にまだ記載されていないが、早晩、年の瀬迫る冬の季語へと育つにちがいない。土地土地の祭りに加え、「沖縄忌」「終戦記念日」といった痛苦の出来事も、時を経て、様々な人の思いに彩られ句や歌に刻まれてきた。では、パリの同時テロは人々の心の中で今後どのように醸されゆくのだろう。

▼歴史的な犠牲の上に、米ロなど各国が過激派組織「イスラム国」(IS)掃討で足並みをそろえたのもつかの間、トルコ軍がロシア軍機を撃墜した。互いに正当性を主張し、対抗措置に走る。共通の敵を前に、内輪でもめるのは源平合戦の義仲と義経にもあったが、両国とも名うての独裁的トップだけに、行く末が心配だ。

▼「IS壊滅」の旗印にはどの国も異論はあるまい。しかし、結集しても思惑の違いは残る。それがもとで新たな紛争になり、犠牲が重なっては協調の効果はうせる。個別の国の利害を超えて、平和への努力が実を結び、同時テロを契機に「暴力なき世界」が築かれたとなれば、歳時記の候補ともなろう。遠い将来だろうが。

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