日经春秋 20160305

来源:互联网 发布:js换行代码 编辑:程序博客网 时间:2024/05/17 03:03

臘虎膃肭獣猟獲取締法。制定されたのは百年以上昔のことだが、いまなお効力を持つ現役の法律だ。呪文のような最初の5文字の読みは「ラッコ・オットセイ」。明治の世に、動物を保護するための法律が作られていたことに驚く。それほど乱獲は激しかったのだろう。

▼法律が作られたかいもなく、北海道にすんでいた臘虎はほぼ姿を消してしまった。だが1980年代に、突然ラッコが脚光を浴びる。むろん、かつてのように毛皮をほしがる人が増えたわけではない。米国などからやって来たラッコの展示が水族館で始まり、おなかの上で貝を割る愛らしい姿がブームを巻き起こしたのだ。

▼その人気者が再び「絶滅」の危機を迎えている、と本紙が報じていた。最盛期には28施設で122匹が飼われていたが、規制が強まって新たな輸入はできず、高齢化で繁殖も進まない。飼育数は減り続け、13匹になってしまった。各水族館はラッコを貸し借りしあって繁殖作戦に取り組むが、大きな期待はできそうにない。

▼動物園のゾウやゴリラも、同じような事情で国内から姿を消す恐れがあるという。昨年は漁で捕獲したイルカの飼育が国際的な批判を浴びた。自然界から人気者を捕まえてくる方法は、いよいよ立ち行かない。子どもたちの大好きな施設をどう守っていけばいいのか。お世話になった元・子どもたちみなで知恵を絞りたい。

0 0
原创粉丝点击