天声人語 20150226

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空を飛ぶことと同様、深海に潜ることも、人間の夢だったらしい。ものの本によれば、古代マケドニアのアレキサンダー大王が、透き通った「潜水球」に入り、舟からつり下げられて何十日も海底にとどまったという伝説がある▼人間は、星空は仰ぎ見たが、波の下に深く広がる世界を見た者はなく、すなわち異界だった。大航海時代の16世紀を迎えても、航海家たちの多くは海の底を「はかり知れない深さ」であると言っていたそうだ▼時は流れて、次世代の有人潜水調査船「しんかい12000」のイメージ図が、きのうの紙面で目にとまった。世界最深の海、太平洋のマリアナ海溝チャレンジャー海淵(かいえん)(水深1万911メートル)の水圧にも耐えられる。まだ計画の段階だが、6人が最長で2日間潜航できるという▼人の乗る部分は強化ガラスで丸く作られ、視界は広くなる。といっても、水深1万メートルなら水圧は1平方センチあたり実に1トン。ガラスのわずかな傷が破壊を招きかねず、高度な技術が必要になる▼深海が「未踏のフロンティア」と呼ばれて久しい。とりわけ日本は、排他的経済水域内で水深6千メートルより深い面積が世界でも有数だという。深海底に眠る資源を探り、未知の生物相を解き明かす使者として、期待は高まる▼古くから、海は神話と伝説の宝庫だった。しかし、そのどれもが「実際の海の神秘」の前では色あせるほど、海は不思議と謎に満ちた存在だという。次なる調査船が、さらにベールをはがしてくれるだろうか。
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