天声人語 20150413

来源:互联网 发布:张继科 极速前进 知乎 编辑:程序博客网 时间:2024/06/06 15:07
石川啄木は風変わりな問答形式の歌を詠んだ。〈「空あふぎ何をもとむや」「前の世に住みけむ星を忘れたる故」〉。「空を仰いで何を探しているのですか」「前世で住んでいた星を忘れたから、その星を探しているのです」▼22歳でノートに書いた歌は、なぜか棒線で消されている。が、その夢想は、夜空を仰いでは「宇宙にも生命や文明はあるか」と問うてきた人類のロマンに通じる。啄木は宇宙が好きだったか、これも風変わりな「火星の芝居」という散文を残している▼火星に行った夢を見た男が言う。「火星の人間は、一体僕等(ぼくら)より足が小(ちいさ)くて胸が高くて、最も頭の大きい奴(やつ)が第一流の俳優になる」。大ヒットした映画「E・T」の宇宙人を思わせて面白い▼きょうは啄木の没後103年の命日で、きのうは日本のロケット試射成功から60年という日だった。実験場のあった東京都国分寺市の記念展で、長さ23センチのペンシル型の実物を見た。はるか宇宙への一歩はここから始まった▼いまや多彩な衛星や探査機を宇宙へ送る。劇的な帰還をした「はやぶさ」の感動は記憶に新しい。古(いにしえ)の人が感性と想像力で超えた空間を、科学と技術がリアルに超えていく▼先ごろの米国の話題だが、火星に送った探査車が11年余をかけて、マラソンと同じ42・195キロを走った。啄木の描いたような火星人は望めぬが、生命存在の可能性は、さてどうか。太古の火星には海のような水面が広がっていたという。これも最近の米国の分析である。
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