九州中心 局地的に非常に激しい雨のおそれ

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150630/k10010132371000.html

前線の影響で鹿児島県の奄美地方では局地的に猛烈な雨が降っています。３０日の日中から１日にかけては、九州を中心に局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は土砂災害に警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、日本の南にのびる前線の影響で大気の状態が不安定になり、鹿児島県の奄美地方で局地的に雨雲が発達しています。
鹿児島県十島村の諏訪之瀬島では、３０日午前５時までの１時間に８２ミリの猛烈な雨を観測しました。十島村ではこれまでの雨で土砂災害の危険性が非常に高くなっているとして、「土砂災害警戒情報」が発表されています。
前線は次第に北上する見込みで、３０日の日中から１日にかけては、九州を中心に大気の状態が不安定になって激しい雷雨となり、局地的には１時間に７０ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。１日の朝までに降る雨の量は、いずれも九州の多いところで２００ミリと予想され、その後も雨量は増える見込みです。
九州南部では６月の雨量が多いところで１６００ミリを超えるなど、各地で平年の６月１か月の雨量の３倍前後に達していて、地盤が緩んでいる地域があります。
気象庁は土砂災害に警戒するとともに低い土地の浸水や川の増水のほか、落雷や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。