日经春秋 20150714

来源:互联网 发布:线路板制图软件 编辑:程序博客网 时间:2024/05/16 10:58

目抜き通りを歩行者天国にする。ヒト型ロボットにデパートで接客を任せて、お客の反応をみる。地域を限って新しい制度や技術を導入し、効果を確かめる社会実験が花盛りだ。そんななか東京都が、「安心して海に顔をつける」ための楽しげな社会実験を打ち出した。

▼今週末から土日を中心に、葛西海浜公園にある干潟が海水浴場として開放されることになったのだ。これまでも潮干狩りやイベントで海に入ることはできたが、水質が悪く遊泳は禁止。「顔をつけない」のが利用の際の条件だった。都はこの実験で安全性が確認されれば、来夏に正式な海水浴場として認める方針だという。

▼かつては都内にも、「顔をつけられる」海水浴場はあった。それが島しょ部をのぞいて、高度成長期には姿を消してしまう。今回、ほぼ半世紀ぶりに「顔つけ可」が復活したのは、排水規制や下水道の整備に加え、海水をろ過する貝や海藻を育てる地道な取り組みを進めてきた、地元NPO法人の活躍が大きな力になった。

▼東京を訪れた外国人旅行者が、高層ビル群や東京ゲートブリッジを背景に「都心海水浴」に興じる――。5年後に東京五輪を控えているからといって、そんな五輪便乗的な将来像を描く必要はあるまい。なぎさを走る子どもたちの笑顔がはじけ、海辺の生き物に歓声が上がれば、それだけでもう、この実験は大成功である。

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