天声人語 20151006 空爆された病院

来源:互联网 发布:金庸小说 知乎 编辑:程序博客网 时间:2024/05/16 23:45
折しもノーベル賞ウィークである。1901年に第1回平和賞を受けたデュナンは赤十字の創始者で知られる。波乱の生涯ながら、「どんな場合でも人間が人間らしく扱われることを求めて」という一貫した意思が流れていたそうだ▼その赤十字から、ナイジェリアの内戦に派遣された医師たちがいた。経験をもとに、迅速で自在なログイン前の続き医療活動を求めて作ったのが「国境なき医師団」だった。71年に発足し、昨今は報道でその名をしばしば聞く▼「国を超えた人道」の理念はデュナンと同じだろう。人災でも天災でもまず駆けつけ、人の苦難に向き合う。世界から敬意が寄せられ、99年にノーベル平和賞を受けると惜しみない拍手がわいた▼その運営する病院への、あるまじき空爆である。アフガニスタン北部で少なくとも22人が犠牲になった。12人が医療スタッフ、患者10人のうち3人は子どもだという。アフガン駐留米軍が関与した疑いが強まっている▼国連高官は「戦争犯罪に等しい」と厳しく非難する。オバマ米大統領は徹底した調査を命じ、「最大の哀悼を示す」と声明を出した。皮肉なことにオバマ氏も6年前、平和賞の栄誉に輝いた人だ▼〈小さな戦争やむをえぬ/大きな戦争防ぐため……一人死ぬのはやむをえぬ/千人死ぬのを防ぐため/千人死ぬのもやむをえぬ/ひとつの国を守るため〉。谷川俊太郎さんの古い詩句だ。米主導の対テロ戦争は無辜(むこ)の人をどれだけ犠牲にしてきたか。世界はそれで平穏になっただろうか。
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