日经春秋 20151030

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爽快な話である。「空中都市」として人気の高い世界遺産を抱えた、南米のペルー・マチュピチュ村のことだ。世界中から舞い込む「友好都市になってください」との熱烈なラブコールを袖にした末、初めて選んだ相手は何気ないニッポンの農村、福島県大玉村だった。

▼マチュピチュ遺跡で開かれた式典では、民俗衣装をまとったマチュピチュの村長と、紋付き羽織姿の大玉村村長が並ぶミスマッチな光景が何とも清々(すがすが)しい。移民としてペルーに渡り、初代村長を務めるなど観光開発に尽力した野内与吉さんが大玉村出身だったことから、マチュピチュ側が提携の話を申し込んでいたという。

▼大玉村のキャッチフレーズは、「大いなる田舎」。安達太良(あだたら)山(やま)の裾野に広がる村に、約8500人が住む。平成の大合併の波には乗らず、「住民に日本一近い」村づくりを進める。原発事故による風評被害にも悩まされたが、地球の反対側の国が百年近い昔の恩を忘れずに運んできた良縁で、お祝いムードに包まれている。

▼マチュピチュ村の映像を見ると、純朴そうな人たちに交じって、ナマケモノが映り込んでいる。あまりありがたくない名を付けられたこのユニークな動物は、大量消費や効率第一の生活を見直そうというスローライフの象徴としても取り上げられる。地に足をつけ、信じる道を悠然とゆく。大玉村と同じ発想かもしれない。

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