日经春秋 20160321

来源:互联网 发布:背身护球 知乎 编辑:程序博客网 时间:2024/06/05 20:54

東京の郊外に位置する、ある大学のキャンパス。古い講堂の脇に桜の若木が育つ。今年ももうすぐ美しい花を咲かせるだろう。この木は18歳で人生を終えた1人の新入生を忘れないために植えられた。命を失う原因をつくったのは当時の上級生。道具となったのは酒だ。

▼大学当局が学生に配布する「生活の手引き」という冊子を開くと、最初のページに桜の記事がある。事件が起きたのは2008年の4月。学生寮の新入生歓迎コンパで飲酒を強要された末の急性アルコール中毒死だった。大学としては負の歴史であるこの事件を決して忘れず、春には必ず思い起こすよう桜を植えたそうだ。

▼一気飲みの愚劣さは言うまでもない。しかし各地の大学で事件は続く。それどころか、「一気飲みはさせていません」と言い訳するために「イッキイッキ」に代わる掛け声を編み出したり、歌や手拍子を使ったり、「早飲み」などと言い換えたり。粋がってルールを破りたい年ごろだろうが、命まで懸ける意味はあるのか。

▼酒をつくっている会社の社員はどう感じているのだろう。楽しんでもらうための商品が、凶器に使われているのだ。若者の酒離れに「酒は強要されて飲むもの」という出合いの影響が全くないと言い切れるか。各社とも注意喚起のキャンペーンを続けているが、いかにも地味だ。一気飲みの撲滅に本気で取り組んでほしい。

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