天声人語 20141204

来源:互联网 发布:手机双重曝光软件 编辑:程序博客网 时间:2024/04/28 17:50
高い空から急降下して獲物を捕らえる。目にもとまらぬようなハヤブサの妙技は人々を魅了する。だからか、動きが素早く勇ましい様子を、この鳥に見立てることが多く、色々なものの名前にも使われる▼なじみがあるのは東北新幹線の「はやぶさ」だろう。再来年に開業する北海道新幹線も、この愛称で走る。かつて東京と鹿児島を結んだ寝台特急にも同じ名があった。さかのぼれば旧日本陸軍にも「隼(はやぶさ)」と呼ばれる戦闘機が存在した▼名機とされた隼の設計を手がけたのは、故糸川英夫博士だ。戦後になって日本の宇宙開発をリードした。4年前、奇跡の帰還を果たした探査機「はやぶさ」が到達した小惑星は、この「ロケットの父」にちなみ「イトカワ」と名づけられている▼となれば、探査機の命名にも博士の過去の業績との縁を感じるが、違うらしい。小惑星に着陸して素早く試料を採取し、1秒ほどで離陸する作業が、獲物を急襲するハヤブサを思わせたからという。プロジェクト責任者を務めた川口淳一郎さんらが、そう回想している▼後継機「はやぶさ2」が、きのう打ち上げられた。往復52億キロを飛行し、6年後に地球に戻る。遠大な旅路だ。先代はイトカワの表面から砂を持ち帰ったが、今回は別の小惑星の地下にある物質も採取するという。世界初の挑戦である▼そのためには銅板を秒速2キロで地表に打ち込み、人工のくぼ地をつくらなければならない。本家ハヤブサも及ばないだろう宇宙での技に期待が高まる。
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