日经社説 20150623 日韓は関係改善の努力続けよ

来源:互联网 发布:淘宝每天访客多少正常 编辑:程序博客网 时间:2024/06/01 11:10

韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相が日韓国交正常化50年に合わせて来日し、岸田文雄外相との会談で関係改善に向け互いに努力することで一致した。安倍晋三首相も尹外相と会い、「日韓は課題があるからこそ互いに胸襟を開いて話し合うことが重要だ」と対話の重要性を訴えた。

 韓国の外相が来日したのは約4年ぶりで、朴槿恵(パク・クネ)政権が発足してから初めてだ。日本と韓国の関係がいかに冷え込んでいたかが分かる。

 外相会談では韓国側が異議を唱えてきた「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録について、両国が協力して円満な決着をめざすことで合意した。一部施設で植民地時代に朝鮮半島出身者が強制徴用された歴史にも配慮する方向で調整するとみられる。

 従軍慰安婦問題や首脳会談の時期などについては今後も協議を続けることになった。対日強硬派の急先鋒(せんぽう)とされる尹外相の来日は、朴政権が厳しい対日政策を軌道修正し始めた証しとみる向きもある。関係修復への取り組みを評価したい。

 国交正常化50年をめぐっては、安倍首相と朴大統領が東京とソウルで開かれた記念式典にそれぞれ出席し、首脳自ら関係改善への意欲を示した。両首脳はともに、未来に向けて相互に協力していく必要性を唱えた。

 歴史の節目を迎え、何とか関係打開の糸口にしたいという日韓両政権の強い思いがうかがえる。大切なのは、関係改善への努力を記念行事に合わせた一過性のものに終わらせず、今後も継続し、加速していくことだ。

 両国には歴史問題をめぐる根深い溝がある。それを克服し良好な関係を築くには、経済や安全保障、文化など相互利益が期待できる分野で幅広く協力し、関係を深化させていく必要がある。

 そのためにも、まだ一度も開かれてない安倍首相と朴大統領による首脳会談を、ぜひとも早期に実現してほしい。

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