社説 20150623 日韓50年式典 関係改善への転機にできるか

来源:互联网 发布:淘宝每天访客多少正常 编辑:程序博客网 时间:2024/06/06 12:33

冷却化した日韓関係を改善するための転機とできるのか。双方の意志と努力が問われよう。

 日韓両政府がソウルと東京で、国交正常化50周年記念式典をそれぞれ開いた。

 安倍首相は東京で、「50年の友好の歴史を振り返り、これからの50年を展望し、両国の新たな時代を築いていこう」と強調した。

 朴槿恵大統領はソウルで、「歴史問題という重荷を下ろすことが重要だ。両国がそうしたスタートをする時、新たな未来を切り開く」と語り、歴史問題に言及した。

 日韓両国は最近、慰安婦など歴史認識や竹島の問題で鋭く対立している。今春ごろは、50周年を祝福するムードにほど遠かった。

 先週、韓国の尹炳世外相の来日が決まった前後から、双方に歩み寄りの機運が高まった。当初は予定になかった両首脳の式典出席で関係修復を演出し、前向きなメッセージも内外に発信できた。

 朴氏は、慰安婦問題の解決を首脳会談の条件に掲げる。第三国で日本の歴史認識を批判する「告げ口外交」も展開してきた。

 だが、朴氏の歴史問題への固執は、日本の「嫌韓」感情を高めただけで、韓国外交に何の成果ももたらしていない。米国に加え、韓国国内でも方針転換を求める声が高まっているのは当然である。

 50周年の節目を契機とし、「歴史問題という重荷」を下ろすため、日本だけに一方的な譲歩を求める朴氏のかたくなな姿勢を見直すことこそが日韓双方の利益となろう。

 記念式典に先立ち、安倍首相は韓国の尹炳世外相と会談した。「隣国ゆえに様々な課題があるが、お互いに胸襟を開いて話し合うことが重要だ」と語り、朴氏との会談に意欲を示した。

 朴氏はソウルで額賀福志郎・元財務相と会談し、「過去の傷を癒やしつつ、日韓の信頼外交を展開せねばならない」と語った。安倍首相の戦後70年談話について「注目している」とも述べた。

 日韓の外交当局は、8月の戦後70年談話の発表後、今秋にもソウルで日中韓首脳会談を開くのに合わせて、初の日韓首脳会談を行う案などを検討している。

 日韓間には今、歴史や領土の問題に加え、多くの懸案がある。軍事情報包括保護協定の締結、自由貿易協定の交渉や、韓国の日本産水産物の輸入規制などだ。

 無論、1回の首脳会談で関係が劇的に改善するわけではない。だが、対話を重ねる中で、様々な課題を進展させる知恵を出し合う。それが指導者の役割だろう。

0 0
原创粉丝点击