天声人語 20150730

来源:互联网 发布:apache openoffice 编辑:程序博客网 时间:2024/06/05 22:56
占領期の連合国軍総司令部が残した文書にこうある。「議会を一院制とすることは、賢明であり、有用である」「特に二院制をよしとすべき点は見当たらない」。GHQは日本に一院制を採用するよう求めた▼強くこだわっていたわけではないらしい。新憲法の制定過程で、他の重要な論点でGHQの主張を通すためなら譲歩することも織り込んでいた。取引材料だったわけだ。日本政府は一院制に抵抗し、最終的に衆参両院制に落ち着いた▼第二院は第一院と意見が一致するなら無用だし、相反するなら有害だ――。有名な警句を引くまでもない。参院の歩みは「参院不要論」との格闘の歴史でもあった。「良識の府」「再考の府」と自らを位置づけ、存在意義を訴えてきた▼改革の道は遠い。最高裁に違憲状態と指摘された「一票の格差」を正すため、参院の定数を「10増10減」とする改正法が一昨日、成立した。二つの県を統合する「合区(ごうく)」の手法を初めて採り入れもした▼正さないよりはましとはいえ、その場しのぎの典型だ。来夏の参院選に間に合わせるための最低限の手当てに過ぎない。より深い議論を今からでも始めるべきだ。衆参の役割分担をどう考え、二院制をどう再構築するのか。根本的な理念から説き起こさなければ実りは少ない▼知恵は様々に出ている。衆院で小選挙区制を続けるなら、参院は比例代表や大選挙区制を軸とする。参院を「地方の府」と位置づけ直す、等々。「賢明で、有用な」議論を望みたい。
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